
輸入肉に含まれる「ラクトパミン」って知っていますか?
〜できるだけ避けるようにしましょう〜
皆さんは、「ラクトパミン」という名前を聞いたことがありますか?
ラクトパミン(塩酸ラクトパミン)は、家畜を早く大きく育て、赤身肉を増やすために使われる薬品です。
いわば“成長促進剤”や“興奮剤”のような働きをします。
🇺🇸主にアメリカやカナダで使用されています
アメリカでは、豚を出荷する45〜90日前の「仕上げ期」にラクトパミンが使われることがあります。
赤身を増やして見た目をよくする目的ですね。
日本人にはあまり知られていませんが、
アメリカやカナダから輸入される豚肉の一部には、この薬剤が使われていることがあります。
一方で、日本国内で生産される豚肉では、使用が禁止されています。
つまり「国産豚」なら心配はいりません。
🌍国際的にはどうなっているの?
2012年、国連の「FAO」と「WHO」が共同でつくるコーデックス委員会という国際機関が、
ラクトパミンの残留量(肉の中にどのくらい残っていてもよいか)の基準を決めました。
ところが、この決定は賛成69票・反対67票という、
ほとんど半分に割れたギリギリの投票結果でした。
🇪🇺EU・ロシア・中国は強く反対!
決定の翌日、EU(ヨーロッパ連合)はすぐに声明を出し、
「人への健康影響がはっきり分かっていない」として、
ラクトパミンが使われた肉の輸入を拒否しました。
ロシアや中国も同じ対応をとり、使用肉の輸入を認めていません。
🇨🇳中国には“過去の教訓”も…
中国では以前、「痩肉精(やせにくせい)」と呼ばれる似た薬剤が使われ、
脂身を減らして赤身を増やすことが流行しました。
しかし、これを食べた人たちの間で中毒事件が発生。
全国で使用が禁止されました。
そのため、中国では「肉を赤身にする薬品=危険」という意識が強く、
ラクトパミンにも非常に慎重な姿勢をとっています。
🍽まとめ:私たちにできること
ラクトパミン入りの肉を完全に避けるのは難しいかもしれませんが、
「国産の豚肉を選ぶ」ことで、リスクを減らすことができます。
スーパーでは、「国産」「国内産」と表示されているものを選ぶのがおすすめです。
食の安全は、まず“知ること”から始まります。
日々の食卓を少し意識するだけで、体を守ることにつながりますよ


衣川鍼灸整体院はこのようなところから、
たくさんのお客様がご来店いただいています。
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