五十肩について
今日は肩が上がらないと言われて
50代の方が来られました。

「農業や調理、重いものを普段持ったり
していますか？」と聞きますと

「主婦で忙しくしています。そんなに
重いものは持ったりしていません。」

「スーパーでいろいろ買って荷物を
かかえるぐらいです。」

「まあ、そーですか。でも主婦業は
意識しなくてもいろいろありますから。」

「手はあがりますか？」

そこで腕を挙上してもらうと、やはり
まっすぐに伸びません。

「先生、ここまでが精いっぱいです。」

「まあ、普段頑張っておれれますね。」

「ではベッドに横になってください。」

そこで、背中を触りますと、

「先生、以前マッサージを受けて、背中が
つらくなりました。大丈夫でしょうか？」

「私の治療は筋肉をほぐすことはしませんから
揉み返しはないから、施術の後のしんどさは
ないですよ。」

「詳しい話をしますと、私は筋肉に溜まっている
老廃物や滞っている血液を考えて施術をします。」

「微小循環といって、心臓から血液は血管を通して
送られて、動脈から細胞に血液は送られて、
静脈にかえり、また心臓に帰っていきます。」

「病気の原因は動脈と静脈の間の血管のない領域
で起こっています。私はそこに働きかけます。」

「ずいぶん、むずかしいですけど。」

「いいや、理屈は難しそうですが、やることは、
いったて簡単です。」

「基本は押して、ゆすって、流すだけ。
これだけです。」

「へー、初めて聞きました。いつものところでは
凝っていますね。言われて揉んでもらっていました。」

「あとがつらかったでしょ？」

「そーなんです。施術してもらったところが、力いっぱい
してもらったところが、うずいたりして。」

「そーでしょ。私の所ではそれは、ないので安心してください。」

それから、施術を受けていただきました。

「ああ、凄く気持ちがいいです。」

「痛くないですか？」

「少し痛いですが、痛気持ちいい感じです。」

「そーなんです。」

「痛気持ちいいぐらいにしておかないと、筋肉は
もっと堅くなるんです。」

それから、肩や腕の治療を一通り終えて、最後に

また腕の挙上テストをしましたら、

「先生、少し痛みますが、かなり上がるようになりました！」

と言われて帰られました。

私の所で来られる患者さんのほとんどが、肩の前面の筋肉が堅く

後面の肩甲骨から後頭隆起の所まで、カンカンに張っています。

それと、首の回旋がとても悪いです。

ですから、長年の使い過ぎで、各所が石灰化しています。

医学的には組織の老化が始まると筋肉疲労がなかなか取れず、

どんどんと蓄積されていきます。そうなると、肩こりと同じように

血行が悪くなって、各部位に充分な酸素と栄養が行き届かなくなり、

石灰化が起こります。それによって少しの動きで、激痛を起こします。

ですから、その石灰化したものの、筋肉の線維の中のごみを出すように

施術していきます。

そうすると、何年もかかる症状も改善していきます。

衣川鍼灸整体院はこのようなところから、
たくさんのお客様がご来店いただいています。

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