腰痛について

便秘解消で高血圧が消える？
これは私にとってショッキングな出来事でした。

こんにちはあらゆる悩みを解消する？
衣川鍼灸整体院の衣川です。

今日は腰痛の方が来られました。
病院で、大腸ポリープの手術をされて
腰痛が発症したとのことでした。

数ある鍼灸院の中から私の所を選んでいただいて
ありがとうございます。(*’▽’)

「先生、こしが痛くて何とかしてください。
先生のブログを読んできました。」

「そうですか、ありがとうございます。」
「腰はいつから痛み始めましたか？」

「大腸ポリープの手術を受けてからです。
担当のお医者さんに言っても相手にしてもらえなくて
ここに来ました。」

「そうですか、少し診てから原因を究明しましょう。」
それから、調べていきますと、年齢も７０歳代にさしかかって
いらっしゃるので、肌の滑らかさや、筋肉の張りから
栄養が涸渇してきているような、感じを受けましたので、

「病院から骨粗鬆症のことを指摘されませんでしたか？」と聞きますと
「少し骨粗しょう症をしてきているので、注意を受けました。」

「やはり、そうでしたか、触った感じでそれがわかります。」
「ええ、そんなことまで分かるのですか！」と驚かれていました。
「それは毎日人の体を触っていますので、すぐにわかりますよ。」

「あなたの場合は骨粗しょう症による腰痛です。大腸ポリープの手術は
あまり関係ないです。ただし、手術中に大腸の神経を痛めたのならそうですが、
退行変性によるものです。」
「ですから、カルシウムをしっかりと取ってください。急に煮干しや魚を多く
食べなさいと言っても無理なので、薬局に言って大人用の粉ミルクを
飲んでください。」

それから、順次体の様子を診ていきますと、やはり、体温が低いことが
分かってきました。「鳥の肝とかホウレンソウなどの鉄分を多く含む食品を
必ず多く取ってください。」
「私の嫌いなものばかりです。食べないとだめですか。」
「薬だと思ってしっかりと摂ってください。摂らないと赤血球の数が減って
酸素をしっかりと運べなくなり、全身が栄養不足になり、体がまた弱って
きます。最悪薬局で鉄分を含むドリンクを飲んでください。」とお話
しました。
「分かりました。努力します。けど嫌なものばかりですね―――。(_;」
「仕方ないです。いやいやと言ってないで、食べ物に感謝して
いただいてください。食べ物って命をいただいているので、感謝して
食べてください。」
「ああ、そうですね。」

• 

それから、治療をしていきました。冷えがひどいので、腰の大腸兪や関元兪
、腎兪、志室、命門、懸枢、次髎、中かん、天枢や陰交にお灸をしていきま
した。
「先生、お灸なんて久しぶりです。よく母親にしてもらっていました。
それと、昔通っていた鍼灸院にしてもらっていました。ここ最近の鍼灸院は
お灸をしてくれるところがなくて、探していました。」
「ああ、そうですか、私もお客さんからお灸は珍しいとよく言われます。
このところ、鍼灸院の先生も匂いがするし、時間がかかるので、嫌がる
ところも多いですからね。」

そうして、おきゅうを終えますと、全身ぽかぽかになってきました。
「体中が暖かくなってきました。」
「お灸はいいでしょ。私も健康維持のために毎朝、手足にお灸をしてい
ます。そうすると、寝ていたからだが起きてきて、やるぞと意欲が出てき
ます。お灸は安くて万病知らずになるので、最高です。今、街では麒麟が
来ると言うのぼりが立っていますが明智光秀もつらい仕事のあとは、
三陰交にお灸をしなさいと言う文献が残っています。」

「へーー、明智光秀のころから、あるのですね。」
「そうです。日本でお灸が医療として出回って来たのは、江戸時代から
ですが、実は結構むかしから、お灸は使われています。やけどをするし、
あとが残るから、嫌と言われていますが、米粒ぐらいの大きさのお灸を
していくと、後は残らないし、水ぶくれが出来てもお灸の後は免疫細胞が
活性化していきますので、きれいにあとが消えます。」
「ああそーですか。それを聞いて安心です。」

「このあいだ知り合いの方にお灸をすすめて、してあげようと言ったの
ですが、まあーお灸ですか？あとが残るから、嫌ですわ。といわれま
した。そのかた、８４歳ですよ、誰もあなたの水着姿を見るわけでは
ないからいいでしょう。と言ったらシブシブうけていました。
もうおかしくておかしくてくすくす笑ってしまいました。」
「本当に笑えますね。いつまでも二十歳の娘さんの気持ちの方なの
ですね。」　
「いつまでも、気持ちが若いことは重要ですよ。」

そういいつつお灸を終え、つぎは指圧をしていきました。
それから、「ああ、腰痛が楽になってきました。」と言われてかえられ
ました。

この方の場合、長年の疲労と骨粗しょう症が原因により、椎間板の変形が
痛みの原因となって、骨膜が軽い炎症を起こしているため、痛みが発症
しています。こういう場合は、脊柱起立筋群や腹直筋、頚部の頭板状筋、
頸板状筋、腰方形筋が堅くなっていますので、徹底して、緩めて、
あと仙骨の仙腸関節の可動が著しくわるいので、仙結節靭帯や坐骨靭帯を
緩めて治療していきます。
そうすると、驚くほど楽になってきます。

衣川鍼灸整体院はこのようなところから、
たくさんのお客様がご来店いただいています。

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