不眠症について

こんにちは衣川鍼灸整体院の衣川です。
今日は不眠症についてお話します。

夜、寝床のついても眠れない、疲れているのに寝れないという方は多いと思います。
実際、私もこの坂田流指圧の治療を受けるまでは、寝れない、寝ても眠りが浅くてすぐ目が覚める人でした。
ですから、眠ることによって疲れがスカッと取れることがありませんでした。
そんな方が、今日も来られました。

「先生こんにちは、今日は友人の紹介で来ました。」
「数ある鍼灸院の中から私の所へ来ていただきましてありがとうございます。さて、どうされましたか？」

「はい、首と肩が痛くてきました。」
「そうですか。お仕事は何をされていますか？」

「保育士です。子供の世話に忙しくて、職場で子供追いまわされ家に帰るとまた、2歳の子供と小学生の子供がいます。」
「それは大変ですね。私も小さい子供がいるので振り回されています。それを一度に十人や、二十人も相手にしていくので想像を絶します。」

「それで、足や、背中や、肩が疲れています。」
「そうですか。それは大変ですね。では診ていきます。」

そこで、首や背中を触って調べていきますと、背中の脊柱起立筋がカンカンに張っていました。
「たまに腰が痛くないですか？」

「はい、疲れると痛みます。」
「睡眠はしっかりとれていますか？」

「いいえ、眠りが浅いです。寝てもすぐに目が覚めます。」
「そうでしょう。こんだけ背中の筋肉が、張ってしまうと寝れなくなります。」

「では、始めていきます。」
「あいたたたた。先生物凄く痛いですが、大丈夫ですか？」

「大丈夫ですよ。痛いのは、筋肉が交感神経優位になっていて、緊張が取れなくなっています。これを副交感神経優位に緩めていくのは、なかのごみや老廃物を出していかないと治りません
」
「ああ、そうですか。」

「私の治療は絶対揉みません。押してゆすって流すだけです。ですから、揉み返しがありません。」
「私は接骨院で、マッサージをしてもらうと、痛くて疼いて調子が悪くて、心配していたので安心しました。」

それから治療を続けていきました。すると、気持ちよくなられて、うとうとされ始めました。
それから、どんどんと痛いと思われる場所を触っていっても、筋肉の神経興奮がどんどんと取れていくので、ぐっすりと寝てしまわれました。

一本一本筋線維が弛緩していくと、連鎖的にからだがリラックスしていきます。不思議なものです。
それから、しばらくして終わりました。そのときには、ぐっすりと寝ておられました。よほどくたびれていたのでしょう。

「はい、終わりましたよ。」
「はい、いつの間にか寝ていました。」

「よほど、疲れていたのだと思いますよ。」
「これから、寝れるようになりますか？」

「はい、いい睡眠ができて、からだが元気になりますよ。しばらく通ってください。」
「はい、分かりました。」

それから、ひと月､二月と通われると、からだがいつもだるいというような症状もなくなりました。
それから、きちっと睡眠が取れて仕事に支障が出るような疲れもなくなりました。

それから、ひと月に一度メンテナンスをするようにして、もらうようにしていただきました。

それから、専門的な事を話しますが、眠るには眠りのホルモンが必要です。それは、セロトニンと言われているリラックスホルモンや、メラトニンと言って、昼と夜を識別する大切なﾎﾙﾓﾝです。
この物質が涸渇すると脳がしっかりと休めなくなり、ブリブリと怒りっぽくなります。

年を取ると寝られないと言う人は、このホルモンが出ないことが多いです。と言うのも年を取ると老化もありますが、食が細くなることも影響しています。
セロトニンの生成には、ビタミンB3が必要です。ビタミンB3は、豚のレバーやカツオやピーナッツにおおくふくまれています。
セロトニンの生成にはビタミンB6が必要です。ビタミンB6は、南マグロや、牛レバーや、サンマにおおくふくまれています。
各食べる量が一回100g必要です。食事をしっかりとするように指導していきます。それが、難しい方は、市販のビタミン剤を服用するようにお勧めするようにしています。

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